
豊岡で新築一戸建てのご相談を受けていると、同じ「家を建てる」というテーマでも、ご家族ごとにまったく違う景色が見えてくるなと感じます。雪のことを気にされる方もいれば、湿気や夏の暑さを心配される方もいる。実家の近くに建てたいという想いだったり、通学や通勤の距離を考えた場所選びだったり。それぞれに理由があって、どれもそのご家族にとっては切実な話です。
私たちバルーン住宅は一級建築士事務所として、建築士が打ち合わせに同席しながらプランを一緒に考えています。営業担当だけで話が進むのではなく、設計をする本人がその場で図面のイメージを膨らませていく。これは当たり前のようで、実は少し珍しい形かもしれません。
豊岡で新築一戸建てを建てる場合、土地の広さや周辺環境によって間取りの考え方がかなり変わります。例えば、隣家との距離が近いエリアでは、窓の位置や高さをどうするかで室内の明るさや落ち着きが左右されます。敷地が広めであれば、あえて建物を少し寄せて庭の形を工夫することもあります。
以前、豊岡市内で新築一戸建てを建てられたお客様との打ち合わせで、「できれば洗濯物は室内で完結させたい」というご要望がありました。雪や雨の日が続く時期を考えると、そのお気持ちはよく分かります。そこで、ランドリースペースとファミリークローゼットを緩やかにつなげる間取りをご提案しました。完成後に、「思っていたよりも動きやすいですね」と言っていただけたときは、ほっとしたのを覚えています。

豊岡は四季の表情がはっきりしています。冬の冷え込みや湿度の高さにどう向き合うかは、新築一戸建てを考えるうえで避けて通れません。断熱材の選び方や窓の性能、換気計画など、細かな積み重ねが住み心地に影響します。図面上では見えにくい部分だからこそ、建築士が直接ご説明しながら決めていく時間を大切にしています。
打ち合わせでは、雑談のようなやり取りからヒントが見つかることもあります。「休日は家で映画を見ることが多いんです」と何気なくお聞きした一言から、リビングの壁面にプロジェクター用の下地を入れる話になったりします。そんな流れで決まった仕様が、後から振り返るとその家らしさになっていたりするのです。
新築一戸建てというと、大きな決断の連続という印象を持たれるかもしれません。実際、資金計画や土地探しなど、考えることはたくさんあります。私たちも毎回緊張しますし、迷う場面もあります。それでも、建築士と一緒に図面を囲みながら「ああでもない、こうでもない」と話す時間は、家づくりの醍醐味のようにも感じます。
ローコスト住宅という言葉に対して、「本当に大丈夫だろうか」と不安に思われる方もいらっしゃいます。そのお気持ちは自然なことだと思います。だからこそ、仕様や構造についてはできるだけ具体的にお伝えしています。分からない点はそのままにせず、その場で確認しながら進める。少し地道ですが、その積み重ねが安心感につながるのではないでしょうか。
豊岡で新築一戸建てを建てるということは、この土地で長く暮らしていくということでもあります。お子さまの成長やご家族の変化に合わせて、住まいも少しずつ馴染んでいく。完成がゴールではなく、そこからが本当のスタートなのだと、最近あらためて感じています。
豊岡の空気の中で、どんな暮らしを描いていくのか。私たちも一緒に悩みながら、考えていけたらと思っています。